引き算の美学から誕生したデザイン
こんにちは。
今日はデザインについてのお話をしていきたいと思います。
「引き算の美学」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
芸術やファッションの領域で取り上げられる概念なのですが、
「大事なものを際立たせるために、無駄なものを削ぎ落とすこと」を言います。
足していくのは簡単ですが、引いていくことこそ美しさの極みだという考え方です。
たとえばファッションコーディネーターは、使う色を必ず3色以内に制限してコーディネートします。
何色も色を使ってしまうと全体のバランスが崩れてしまい、まとまらないコーディネートになってしまうからです。
色を足すのではなく制限することで美しさを引き出している良い例です。
実はこの引き算の美学というのは、日本人が古くから愛している美学です。
馴染み深い例だと、日本式庭園を代表する枯山水を置く石庭。
龍安寺石庭(引用:京都散歩)
ここにもまた「無駄なものをいかに省くか」という、引き算の美学が存在します。
空白や空間を作ることで美しさが際立ちます。
さて、Woodfieldの首輪は、おしゃれで美しい首輪を作るために、”無駄な”金具や装飾品を徹底的に排除しています。
大きすぎる金具、ボタン、スタッズ、ベルト、プレート、アクセサリーの金具など...量販店で売っている首輪にありがちな無駄を無くしました。
その上で、使いやすさや首輪としての機能は犠牲にしない。
なのでWoodfieldのデザインに不要なものは一つもございません。全ては美しいデザインを構成する大事な要素なのです。
そして引くこと、省略することによって生まれる「余白の美しさ」を大事にしています。
例えば首輪のフリンジ部分もそのひとつ。
左右対称に両方にフリンジを付けることも可能ですが、あえて片方にだけフリンジを残しています。それによって生まれる空白の美しさを表現しているんです。
ということで今日はデザインについてお話しました。
弊社の商品を手に取った際には是非そのデザインをお楽しみください。