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ブランド理念

Woodfield Leather Studioは、

"特別な日も何気ない日も愛犬とあなたを繋ぎ,
一緒に思い出を作る生涯のパートナーとなる"

という理念で活動しております。

 

私たちが提供するのは単なる革製品ではありません。
愛犬との思い出を刻むお手伝いをしています。

 

長年使った首輪やリードを見た時に「こんなことあったね。あんな場所にも行ったね。」と、愛犬との特別な時間を思い出すかけがえのない時間を提供したいのです。

 

それは時間とともに成長していく本革だからこそできる事であり、
情熱を注いで製品作りをしている弊社にしかできないことだと確信しています。

 

お客様の中には、首輪がサイズアウトしても「思い出がいっぱい詰まっているから」と、記念に取っておく方もいらっしゃいます。

大切な思い出の一部として寄り添えていることを大変幸せに思っています。

  

創業ストーリー

 

このような理念を掲げる理由は、創業者である私が経験した「物と思い出」に関するエピソードにあります。

 

私は幼少期のころ、栃木県のとある田舎町に住む物静かで友達も少ない少年でした。

その地域には近所の人たちから迷惑がられている野良犬がいました。
その犬は誰にでも吠えるし時には人にも噛み付くほど凶暴だと町中から嫌われていたんです。

 

しかしある日、私が学校帰りにひとりで神社にいると、その凶暴な犬がなぜか私だけには吠えずに近づいてきたのです。口には赤いボールを咥えていました。

 

「あの野良犬は危ないから気をつけなさい」と両親に言い聞かされていたので、最初は怖いと思いましたが、よくよく顔を見ると優しそうな目をしていました。

 

しかし私が思わず「おいで!」と声をかけると、凶暴どころかすぐに懐いてくれました。

そしてボールで遊んだり、追いかけっこをして日が沈むまで遊びました。

 

その日から私たちは親友になったんです。

ケンちゃんと名付けました。

 

それから私たちは毎日のように遊び、色んな思い出を二人で作りました。

 

しかしある日、私たちの家族は東京に転勤することになってしまったんです。

ケンちゃんを東京に連れていくことはできず、私は泣きわめきました。

 

「せっかくできた友達なのに。なんでだよ・・・」私は悔しくてたまりませんでした。

 

そしてついに引っ越しの日が来てしまいます。

 

最後にケンちゃんに会いに神社に行くと、あの赤いボールを持ってきました。

またいつものように遊びんでほしかったんです。

 

「ケンちゃん、僕もう行かないといけないんだ。もう会えないんだ。」
私はそう言って、ケンちゃんとお別れしました。

 

それから数年が経ち、当時の田舎町に行く機会がありました。

私はケンちゃんが忘れられず神社に行ってみました。

 

しかしそこにはケンちゃんの姿はなく、一緒に遊んだ赤いボールだけがありました。

 

それを手に取ると、それまでにケンちゃんと遊んだ記憶がぶわぁ〜っと蘇ってきて涙がこぼれました。

 

私はその赤いボールを持って帰り今でも大切にしています。

 

私がこのような経験を通じて強く思ったのは、

「物の価値は値段で決まらない。思い出の数で決まる。」ということです。

ボロボロのボールでも私にとっては宝物だからです。

 

だからこそWoodfield Leather Studioは、あなたと愛犬の思い出を作る生涯のパートナーとなるという理念を掲げています。

 

あなたと愛犬との間に良い思い出ができますように。