パルテノン神殿に隠された美しさの方程式とは?
こんにちは、ウッドフィールド代表のタカシマです。
今日は、ギリシャにある
「パルテノン神殿の美しさ」について話していきたいと思います。
実はこの建築物に使われた技術は、今の私たちの暮らしにも深く関係しているんです。
パルテノン神殿が建てられたのは、なんと紀元前432年。
当時の古代ギリシャは、文化も技術も圧倒的に世界最先端でした。
たとえばこの時、日本はまだ弥生時代。
土器を作り、穴を掘って柱を立てた家に住んでいた頃です。
そんな時代に、ギリシャではすでに巨大な神殿建築が行われ、
しかも、ただ大きいだけではなく、“視覚的な美しさ”まで計算されていたんです。
とてつもない文化レベルの差を感じますよね。
驚きの技術の数々
古代ギリシャに作られたパルテノン神殿も別格。
紀元前とは思えないほどの技術が使われています。
たとえばパルテノン神殿の柱は、
実は、あえて中心部分が少しだけ太く作られています。
その理由は、
下から見上げた際にまっすぐに見えるようにするため。
人間の目の錯覚を逆手に取り、
安定感を与えるデザインにしているんです。
2500年も前にここまで計算されていたと思うと…もう、脱帽です。
ちなみにこの技術は、日本の五重塔の柱などにも応用されています。
さらにパルテノン神殿には、黄金比(1:1.618)が使われていることでも有名です。
この比率は、見る人に自然で安定した印象を与える、いわば美しさの数式。
名刺、クレジットカード、Appleのロゴ、名建築…
今も世界中のデザインに使われているこの黄金比が、
古代ギリシャで生まれていたなんて、凄すぎますよね。
そしてこの時代の医療レベルも最先端で、
「医学の父」ヒポクラテスが活躍していたのもこの時です。
彼は「病気は神の罰ではなく、環境や食事が原因」と考えた最初の人。
現代の私たちからしたら当たり前なのですが、
これはとんでもなく凄いことなんです。
というのも科学が進んでいない当時、
体の具合が悪くなるのは「呪い」や「神が与える罰」によるものだというのが常識。
だからこそ、病気の原因を確立したのは革新的であり、きっとその後の医療の発展に大きく貢献したのだろうと思います。
さらに彼は職業としての医師を確立させることもしていて、
古代ギリシャってどこまで発展していたの?と底なしの凄さに感動しました。
終わりに
そんなヒポクラテスの名言を紹介して今日のブログは締めくくりたいと思います。
『芸術は長く、人生は短い』
人の命には限りがあるけれど、作品や美しさは長く残る。
私たちウッドフィールドの商品も、
あとで思い出として手に取ってくれるような、
「時間を超えた美しさ」を持つプロダクトを作り続けていきたいと思っています。