京都で蒔絵師から金継ぎを学んできました
こんにちは。
Woodfield社長のタカシマです。
先日、金継ぎを学びに京都に行ってきました。
金継ぎというのは、割れてしまった器を漆(うるし)と金箔で修復することを言います。
教えてくださった先生は、ヒルトンホテルに作品を贈呈したり、金閣寺の修復にも行くような立派な蒔絵師でした。
いざ実践!
今回は、明治時代の価値ある器を修復することに!

この赤茶色の液体が漆(うるし)です↓
漆という木を削ることで採取しているらしいですよ。

接合部の隙間に漆を入れていきます。
この作業でズレてしまうと出来上がりもズレた状態になってしまうので慎重に行いました。

最後に金箔を塗って完成!

(簡略化してお伝えしましたが、本当はもっと工程を踏みます。)
繊細な技術を必要とするので、先生の技術を目の当たりにして感動しました。
やはり技術というのは一朝一夕には身に付きませんね〜。
Woodfieldの商品もハンドメイドで作っているので通ずるものがありました。
「直して使う」は日本独自の文化
実はヨーロッパには”物を修理して使う”という概念がありません。
直して長く使うというのは日本独自の考え方なのだそうです。
そして、それを楽しむという考え方も日本らしくて私はすごく好きです。
一度割れてしまった器も金継ぎをすることによって、唯一無二の模様になり、世界に一つだけの器になります。
Woodfieldがレザーにこだわっている理由も同じ考えがベースにあります。
長く使い続けられるレザーは、使い方や環境で、だんだんと別の表情に変わっていきます。愛犬との思い出を刻んでいくことができる唯一の素材なんです。
だからこそ、長く使うことで飼い主様と愛犬だけの特別なアイテムにしていっていただきたいんです。
ぜひWoodfieldの商品で愛犬との大切な時間を過ごしください。
P.S. 金閣寺の裏側
金閣寺も下地には漆(うるし)が塗られていて、その上に金箔が貼られているんだそうです。

それを知ってから金閣寺を改めて見に行きましたが、豪華な見た目とは裏腹に繊細で日本らしい技術が使われているんだな〜と感動しました。
Woodfiledの商品も見た目の可愛さに目がいくと思いますが、裏にある職人のハンドメイド技術があってこその商品です。