目で感じる温度。素材と心地よさの関係
私たちの暮らしは、たくさんの「素材」に囲まれています。
たとえば、ウッドの椅子。ガラスのテーブル。
毎日目にしているものですが──
実はこれらの素材、見た目にも「温度」があるってご存知でしたか?
素材には“温度”がある
プロダクトをデザインする上で私たちが大切にしているのが、
素材が持つ“印象の温度”です。
たとえば…
- ウッド(木)
- レザー(革)
- ラタン
- テラコッタ
- コットンやリネン
こういった素材には、「あたたかみ」を感じる印象がありますよね。
どこか自然で、ぬくもりがあり、安心するような空気感を持っています。
一方で、
- ガラス
- 大理石
- モルタル
- スチールやアルミ
- 鏡面仕上げのパーツ
こういった素材は、「ひんやりとした冷たさ」や「シャープさ」を感じさせます。
洗練された印象を与えつつも、少し硬質で緊張感のある空気を持っています。
心地よさは「コントラスト」で生まれる

ここで大事なのが、「どちらが良い・悪い」ではないということ。
温かい素材だけで構成すると、ぼんやりした印象になることがありますが、
冷たい素材だけだと、無機質すぎて落ち着きません。
大切なのは、温かい素材と冷たい素材を、どう組み合わせるか。
たとえば…
・革のようなやわらかく温かな質感に、
金具のような冷たいメタルを添える
・ナチュラルなウッドの空間に、
ガラスやスチールで引き締めを加える
こうした視覚のコントラストがあることで、
「なんか心地いいな」と感じる“バランス”が生まれるんです。
「なんかいい」を生み出す素材設計
ウッドフィールドでも、「素材が持つ印象の温度」はとても大切にしています。
あたたかいレザーに、控えめな金具。
自然素材のぬくもりに、軽やかな洗練を添える。
──温かさと冷たさのバランスを考えたデザインです。

こうやって心地よいコントラストを生み出すことが、長く使いたくなるデザインにつながっていると思っています。
これからも「なんかいい」を生み出せるように、素材と丁寧に向き合っていきたいと思います。